『ア・ナ・タ 悩みアリマスカ?』
たかちゃん 『ア・ナ・タ 悩みアリマスカ?』って覚えてますか?絶妙にたどたどしくて棒読みのようだったね。その昔駅前で『アナタは神を信じますか?』と声をかけられた事があったけど、その光景が重なって何だか笑ってしまったよ。
『クラスで怪我をさせてしまう、怪我をしてる人がいた時の対応』そんな時アナタならどうする?という講座に参加してくれたタカちゃん。もう7~8年前かな?
講座は傾聴をベースに、馴れ馴れしすぎず、よそよそしすぎずの距離感で、コミュニケーションを創っていくアウトプットの時間。2人1組の実戦形式でパートナーから怪我や病気・不定愁訴などの情報汲み取り、クラスに不安を抱えすぎないように、会話で心を解きほぐすロールプレイの最中、冒頭の言葉が飛び込んで来たね(たかちゃんの名誉の為に書いておくけど、この記憶にはバイアスがかかり、毎年、話は膨らんでるからね。でも引き算してもパンチが効き過ぎていたね)。
『有りません』案の定、相手の方は静かに心を閉じて瞬殺・秒殺されたね。〝悲しいじゃないかタカちゃん〟となったよ。傾聴というものをテーマにしたにも関わらず逆傾聴!パンチ効いてるよ。優秀オーラを被っている分、かなり損な役割をしてしまうよね。タカちゃんのやる事なら深い考えがあるのか?といまだに思うよ。僕が講座の中で、気にかけているものは、『空気』。参加してくれた方とのキャッチボールの中で、敢えて不正解に触れてから正解へと進む時があるのだけど、不正解を求める時にタカちゃんには呼びかけない。正解を求める時に呼びかけるの。
ヨガ解剖学脳に優れているタカちゃん、だから、外した時がひときわ目立つんだ。出来て当たり前と思われる人の悲しさだよね。でもさ、かっこ悪いとか、みっともないとか、あわせて飲み込んでしまおうよ。だつてその方が、伸び代あがるから。
オッカー
ヨガを始める前の自転車に娘さんを乗せた写真。紺のジャンパー姿が肝っ玉母さんのようで逞しく、思わず〝オッカー〟って名付けてしまったよ。
嫌がるかな?って思ったら気に入ったくれたんだよね?『タカミからオッカーになると、何だか怖いものがなくなる』と、聞いたよ。それはプロレスラーが覆面を覆った瞬間から別人になる論理と同じ事かな?
仕事では敢えてオッカーに変身する事で緊張を紛らわし、ピエロになろうとしてくれてるのかな?
対面するお客さんへの傾聴が失われたあの日があるから、タカチャンはオッカーに変身しイントラを楽しんでいるのかな?ならいっそ、〝スーパー オッカー〟にバージョンアップして、笑い笑われ要素も付け加えたら、無敵になりそうだね。
過去を乗り越える
そんなオッカーが口には出さずに、悔しさを握りしめていた事があったんだよね。2021年、春に行われたアナ骨イベント。当時まだ新人イントラに近い立ち位置もあり、思うようにお客さんも来てくれなかったよね。あの時、それが悔しくて、情けなくてって気持ちを一人抱えていたんだよね?全く気が付かなかった。それでも真面目にアナ骨を届けてくれるオッカーがいたら充分だったよ。オッカーの真面目さはアーサナの素晴らしさ、keep力に現れているから。あんなアーサナ領域にいくのは大変だよ。
だけどオッカーは、それを良しとはせず、伝える力とアーサナ力は別物、集客力とkeep力は別物であると感じてくれて、更にプロフェッショナルな領域に入って来てくれようとしてるんだよね。負ける事は悔しく恥ずかしいけど、その負けさえ開き直ってしまい、周りから笑われても良いんだ。
それを力をするだと。薄皮を剥がすように、気がついたら次の扉を開けていた時がくるよ。
多くの人は恥ずかしい過去を閉じこめたまま、開き直れれない、さらけ出せない。逆に言えば開き直れないと前に進めない。だからこそ、臆病さを公言して、あの過去を乗り越えようとしているのかな?
内田かつのりより皆さまへ
臆病者の覚悟
誰にも閉じたまま、しまったままの過去があるはずです。1つ、2つ、3つ?幾ら時間が経っても、今はまだあの頃の私を曝け出せないと。傷は治ってもカサブタは終わりなく出来るから、そのカサブタを、見るたび心は折れてしまいますよね。
僕の中でオッカー事、タカちゃんは、もっと早く大活躍できたのに?って位に、高い期待値しか有りませんでした。勿論、今、活躍されているのだけど・・・それには遠回りが必要だったようです。そんなタカちゃんが、更なる高みを目指しこのフェスにアナ骨を届けてくれます。
皆さんの中にも〝閉じてしまった過去〟がありますよね。アーサナの中で苦い過去を洗い流して、次に進む良い機会になるかもしれませんよ。