早熟な女の子? 

 

 あいちゃん、小学生の頃、どんな明日が来るのか?ワクワクで溢れていた?友だちとの時間、1人木に登り遠くの空を眺める時間。どちらも薔薇色の未来へ向かう為に必要な事だったんだよね。体育系だけでなく、文化系の放送委員会にも入り、読書も好きで〝楽しい〟がそこら中に沢山あったみたいだね。

 好きな絵本『いちごばたけの ちいさな おばあさん』どんな内容?と聞いたら、そこまで聞いてないって程、あふれるの思いをすぐに語ってくれてビックリ、途中、〝もう大丈夫!〟って言いたくなったよ

 

憧れの未来 

 

 きっと、〝遥か彼方の世界を想像したり、遠くの誰かを想ってみたり〟そんな空想や空間に身を置くのが楽しいんだね。ファンタジーと妙に現実的な世界観、そんな矛盾を楽しむには柔らか頭が必要だよね。

 だけど最近、本離れが激しいらしいよ!スマホを使う時間が長くなって、本や映画に触れる時間が凄く減ってるんだってさ(特に大人の読書離れが深刻みたい)。

 

 読書大好き〝あいちゃん〟はどう思う?活字離れというより、時代そのものが変わり文章を読み込むより、一枚の写真の中収まる短く情報が求められてんだろうね(だとすると、今回のアナ骨フェス、無茶苦茶アナログで、文字情報多いね!サイトのビジュアルはのりちゃんが頑張ってくれてるけど、このフェスはアナログって意味では全てが逆行しているね・・・?)。

 

アナログが繋ぐ幾つもの答え 

 

 国語のテストは答えが一つだけど、愛ちゃんが感じた絵本の世界には無限の答えがあったはずだよね?それは幾度となく登った桜の木から見た未来にも似て、青すぎる空や眩しすぎる太陽から覗き込んだあいちゃんの未来。教科書に無い幾つもの答えがあったんだよね。

 何より、終わりのない青い空の向こう側には、友だちといる時間とも違う喜びがあったんだよね。ましてやスマホでは得られないアナログだけの世界が。

憧れのアナウンサーへの未来が・・・

 

 

 本や映画離れの原因に、自分の人生に直接関係ない情報、それはもう『ノイズ』としか思えない。という調査結果があるようだよ。いちご畑は私に関係ないし、おばあさんの苦労なんて考えたくない、想像する時間もない!そもそもどうしたら興味が持てるの・・・?自分の明日でさえ想像出来ないのに!

 

 何だか世の中の辿り着く場所は、ワタシの好みでないものは排除し、見ないように生き、ワタシ以外への想像力は働かせたくない世界が待っていそうだね。世知辛い世の中だね。

 

内田かつのりから皆さまへ

女子アナになり損ねた少女 

 

 人生なんて言葉の意味さえわからない少女は毎日がご機嫌、友だちとはしゃぎ、木登りをしてと薔薇色だった・・・ある日突然、耳に心に?不調が起きたのね。

 

 アナウンサーに憧れたはずなのに、声を聞くのが辛くなるミソフォニア(音嫌悪症)なんて呼ばれる病気を患ってしまって。同じ悩みで苦しんでる方が沢山いるようだね。〝たられば〟を言っても仕方ないけど、ミソフォニアがなければ、少女は憧れの夢を掴んでいたかもしれないね。夢破れた瞬間、どれほどの悲しみを抱え込んだのだろうか?想像するだけでも痛いけれど、今、違う形で、あいちゃんの声が活かされているんだよね。

 

 参加してくれる皆さんの学生時代にも、人生を変えるような夢や、夢なのかさえわからない、小さな自分との約束が、いくつもありましたよね?

 願い叶ったもの、志半ばで散ってしまったもの、振り返っても、受け入れらない過去がまだありますか?受け入れる事は諦める事、諦める事は、その悲しみの分量が減る事。正解なんてなく、そこにあるのは、眩しかった、苦しかったあの頃の本気のアナタ。